たんこぶと跛行(足を引きずること)〜続き〜
脳神経外科の先生から「(熟睡した状態でMRI受けさせるため)夜一睡もさせないで来て」というミッションを出されたけど……
2歳児にはやっぱ無理だった。
というか、寝たがる子を無理に起こし続けるなんて、うちが精神的に弱くてツラくて…(;_;)
でも何度も無駄に病院行ってる余裕はないから、次で絶対成功させねば!
なので、1回目の病院から帰った夕方に一度1時間半くらい寝かせて、そっから頑張って起こし続けて…でも朝方5時くらいにまた1時間半くらい寝かせて…
“一睡もさせてないわけじゃないけどいつもよりは確実に睡眠不足”な状態を作り上げた。
で、予約時間より少し早めに行って、15〜20分くらい外で抱っこ紐でうろうろ。
そう、抱っこ紐で眠気誘発作戦。
寝ず。
しかたなく病院入って、今日もまた授乳して寝かせる作戦。
が、用意してもらった授乳スペースは、病院でよくある、ベッドをカーテンで仕切っただけの場所。
看護師さんたちの声や物音もするし、暗くもない。
いや、そんなことより致命的だったのは、窓から大通りが見えること。
とりちゃんは乗り物大〜好き。
特に好きなトラックやらバスやらがガンガン通って…とりちゃん大興奮( ・∇・)
それに、ブラインドでも遊ぶし…。
止めさせようとすると奇声。
静かにするべき病院では特にやめておくれよ。。。
どーにもこーにもならず…
そして私は電車で旅に出た。
そう、抱っこ紐で母と密着してる安心感&電車の揺れで眠気を誘発させる作戦。
過酷な旅になることはわかってた。
2日まともに寝てない体に13キロ超えの坊やを抱えて放浪するなんて…。
途中、坂道・階段のアップダウンで着実に疲労を増してゆく。
なんの修行なんよこれ。
でも30分ほど頑張ったところでとりちゃんやっと寝た。
帰りの電車で病院に戻るのにまた30分ほどかかるので、着いたのは病院を一旦出てから約1時間後。
ちょうど病院のお昼休み( ;∀;)
でも、そんな時間になりそうなことは病院側も想定内。
時間外にも関わらず対応して頂きました。
ここの先生も看護師さんもすごく寛容で優しい(;_;)☆
すぐにMRIにとりちゃん寝かせてスタート。
相変わらず音が大きい。
大きいだけじゃなく、音の種類が豊富で…
ビィンビィンビィンビィントントントントン!
ビィンビィンビィンビィントントントントン!
ダッダッダッダッダッダッダッダッバイン〜!
ブァンブァンブァンブァン…
めちゃ起こそうとしてくる〜〜!
が、とりちゃんしっかり熟睡してくれてたおかげで起きず( ☆∀☆)
頑張った甲斐あった〜( ;∀;)☆
脳の画像もばっちり撮れたし、あまりにも熟睡してるってことで、ついでに動脈の画像も撮ってくれた!
結果、脳に異常なし!!
この画像で確認できる腫瘍もなし!
(もっと細かい腫瘍を調べるには造影剤が必要らしいけど、この段階でそこまでする必要はなさそうとのこと。)
あと、ついでに聞いてみた。
Q:自閉症の脳と健常者の脳、画像に違いは出てるんでしょうか?
A:自閉症はおそらく脳の血流や神経伝達物質にトラブルがあるんだろうけど、それは脳の画像ではわからない。
そっかー。
でも逆に画像に違いがハッキリ出てる方が怖いか。
それ目で確認できてしまったら、なんか余計に障害の重さを感じてしまいそうだ。
あ、ちなみに足を引きずる行為は、きっと一時的なものだから気にしなくても良さそうだって。
確かに痛がってもないし、たまにしかしないから、ただ単に遊び?でやってるだけかな?
遊びとか…心配になるからそんな遊びせんといておくれ( ;∀;)
でもとにかく、異常なしで良かった!
今回のことで「重い病気に比べたら自閉症なんてぜんぜんたいした悩みじゃないじゃん!自閉症でもいいから健康であってー(。>д<)」と思った。
重い病気を患う子の親の気持ちが、少しだけだけど体験できた気がする。
同情なんて失礼なんかもしれんけど、病気って、ほんとに可哀想でつらいな。
つらすぎて、想像すると朝まで眠れなかったもんな。
自閉症くらいで弱音なんか吐かずに、健康であることに感謝して前向いていこう。
そして、帰りもずっと抱っこ紐で寝てたとりちゃん。
電車から降りたら電動自転車に乗せて帰る予定だったのに。
寝てるの起こしてもそっから絶対自転車のチャイルドシートすんなり乗ってくれないだろうから、13キロちょい抱っこしたまま30数キロある電動自転車押して登り坂を帰りましたとさ。
ストイックな1日でした。
全身筋肉痛になったことは言うまでもない。