絶ちきれない二人目への思い。
たくさん悩んで、
たくさん話し合って、
諦めると決断して、
サイズアウトしたベビー服を人にあげたり、
ベビーベッドを処分したり、
…気持ちを切り替えたはずなのに…
新生児グッズを見かけると涙が出たり、
周りで子どもが産まれると、
祝福の気持ちとともに
ツラいという感情も湧いてしまう。
大切な人たちの大切な赤ちゃんの誕生だというのに、100%の全力で祝えてない自分はひどいやつだ。
でも、今はどうか許して欲しい。
きっとツラいのは今だけ、 でしょ?
そのうち、完全に切り替えれるはず。
今日だって何度も考えた。
とりちゃんに弟や妹がいたら、どんな生活になるんだろう。
人の赤ちゃんを見て
「かわい~~!かわいー!かわいー!」
って笑顔になるとりちゃん。
兄弟を育ててみたい。
そんな未来が見てみたい。
こんなに可愛い我が子、もう1人欲しい。
それに、先に障害のある子がいても、二人目、三人目を産んだ人もけっこういる。
諦めなくても良かったんじゃないか?
二人目欲しいと思ってたんなら、そのまま単純に望んでも良かったんじゃないか?
兄弟がいることで、障害のある上の子も成長できた、とか聞くし。
たった一度きりの人生、思い描いてた未来、諦めたくない。
いつか「あのとき諦めるんじゃなかった」って後悔するんじゃないか。
でも…
二人目が定型発達だったとしても、今後とりちゃんがもっともっと困難が多い子になったら、二人目の子にも負担がかかってしまう。
とりちゃんのことでいじめにあうかも。
それに、二人目も発達障害かもしれない。
とりちゃん以上に重い障害があったり、病気だったりするかもしれない。
そんなことは、産まれてみないとわからない。
でも、少なくとも二人目も発達障害の可能性けっこうあるんだと思う。
もしそうだった場合、うちはやっていける?
せめて経済力があれば…。
いや、経済力あっても、うちの精神力や体力じゃやっていけないか。
人間性だってたいしたことないじゃないか。
とりちゃんの癇癪についつい感情的に怒っちゃうじゃん。
日々の些細な問題行動にも落ち着いて対処できとらんじゃん。
子ども1人でこの様じゃ、2人なんて厳しいよ。
子どもが2人いるということは2人の人生を背負うということ。
「将来まで任せとけ!!」
…って言える自信ある?
正直ないよ。
不安があまりにも大きいよ。
それに、うちらだけの問題じゃない。
家族、親戚、友人、ご近所の人、今後関わるすべての人に、何かしら、大なり小なり迷惑をかけるだろう。
迷惑かけたくない。
我が子を迷惑だとも思われたくない。
「1人目が自閉症なのになんで二人目産んだん?」
これは絶対どこかしらかで思われてしまうことだと思う。
そんな追い込まれ方されたくない。
後ろめたさ感じず生きたい。
だからやっぱり諦める、って結論になる。
とにかくうちは、とりちゃんの困難が少しでも減るように、大事に大事に全力で育てていくことに集中しよう。
そして、とりちゃんが与えてくれた一度きりの子育て。
後悔しないよう、一緒に楽しんでいこう。
あらためて 寝顔に誓った。