torch2の日記

自閉症の息子、これからどうなっていくんだろう…。それは本人と家族の頑張り次第かな。ダラダラしたい主婦だけど、楽しむことを諦めずに頑張ってみよう。

徐々に前向きに。

自閉症と診断されて1〜2日は、家にこもってたからネット情報が頼り。

ネガティブな検索をしてしまうから、より一層不安になるような情報ばかりが出て来る。

自分の中の知識や情報が偏ってるから不安になるんだと思って、とりあえず専門書を買ったり借りたり、支援機関?に問い合わせたりを始めた。


診断の衝撃でメンタル落ちまくってたけど、でも生きるか死ぬかなら生きようと思う、じゃあなんとかしなきゃ!という気力で無理やり動いてた。

 

最初は自閉症に対する知識がないだけに絶望的に不安になってたけど、いろいろ調べてみると、今は通える施設も相談できる機関も割りと整ってるし、療育の方法や対処法も確立されてることがわかった。
あ、思ってたほど救いようのない状況ではないんかな、って…。

 

療育は早めに始めるほど効果がある。
療育センターの教室には春から通うことになってるけど、それまでの数ヶ月間がもったいない!

今すぐにでも何か出来ることはないか?

 

民間の児童デイサービスというものがあることを知って、さっそく見学に行って、なんとか空きがあったので申し込んだ。

(実際に通い始めるのは、医師の意見書が出来上がってから。児童デイサービスを利用するにも手続きがいろいろある。源泉徴収票が必要だったり。)
代表の方と少し話しただけでも、かなり前向きになれた。
さすが専門家、自閉症のことをとてもよくわかってらっしゃる。
うちが1話しただけで10理解してくれてる。
親身に話を聞いてくれるし、ここに療育を任せたい!通いたい!と思った。

 

 

でもやっぱり一番心の救いになったのは家族や友達の存在。

うちの両親も旦那の両親も、出来ることは何でもする!ってすごく協力的。

 

友達も、まだ数人にしか話してないけど、自分のことのように考えてくれて、知り合いから集めた情報を教えてくれる。

 

子育てサークルは、やっぱまだ自分の子だけ自閉症なのがつらいし、他の子とどうしても比べてしまいそうだし、療育の方に専念したいから辞めさせてもらうことにした。
でもうちの個人的な問題なのに、みんなまで涙流して話聞いてくれて、これからも友達でいようって言ってくれた。
これからは自閉症のことで負い目感じて友達作りも積極的にはなれないから、友達でいたいって思ってくれるのはすごく嬉しかった。

 

何人かは自閉症についての経験も話してくれた。
知り合いの自閉症児を持つママさんの話。
「この子には出来ないことがたくさんある。友達付き合いもなかなかできない。偏食もある。でも、この子にしかできないこともたくさん見つけた。それがなによりも嬉しい。見つけるのに時間がかかったけど、障害を個性と捉えてこの子と向き合っていく!」。
一度は子どもと死のうとまで考えた方が、療育を受けることで子どもの成長を知り、前向きに進んでいった話だった。

 

うちはひねくれてるから、「うちの子もみんなと同じくらいのことができるようになった」だけじゃ、「たいていの人は教えなくても日常生活の中で自然に身に付けれることなのに、なんでうちは人一倍の時間と体力使ってやらんといけんのん!」って悔しく思ってしまう。
もちろん、みんなと同じようにできることが一番の理想で奇跡かもしれないんだけど、“この子にしかできないこと”があるなんて、特別で育て甲斐があって、今感じてしまっている劣等感が優越感にまで変われる気がする!

自閉症はこだわりが強いから、これは健常者にはない強み!
その個性を生かさないともったいない!

 

それと、誰にも負けない優しさを持った自閉症の人の話も聞いた。

自閉症は、人の感情を読み取る能力が弱い。
うちの子も、この前、家の中で気に入らないことがあって、うちを叩いてきた。
それを注意したら更に叩いてきた。
「あぁ、この子は言葉も感情も理解できないんだ…」って悲しくなって泣いたら更に強く叩いてきた。
恥ずかしながら勉強不足のせいで、自閉症はみんなこういう感じになるんだと思ってた。

でも、そうじゃないことがわかった。
うちが今一番恐れてるのは、とにかく、いつか人を傷付けないか・迷惑をかけないか、ってことだから、自閉症だって人の感情を想像して行動することができるって聞いて希望が持てた。

うちの子にも人に優しい子になってほしい。


相談出来る家族や友達、専門の支援機関…支えてくれる人がたくさんいる。
そりゃこれから大変なことが多々々々々々あるんだろうけど、健常の人にはしたくてもできないような特別な経験もたくさんできる!…はず?
もしかしたらこだわりが開花してすごい才能を発揮するかも?
自閉症のおかげで我が子が天才になるチャンスを得たのかもしれない(-_-)☆

…って考えてたら、一気に気が楽になってきた。

 

そもそも、診断直後は“たいていの人は滅多にならない珍しい障害に運悪く当たってしまった”みたいに考えてしまってたけど、自閉症って最近すごく多いらしいし。

良くも悪くも影響を受けやすい性格のせいで浮き沈み激しいけど、とりあえずなんとか前を向けてきた。

できることはなんでもやってみよう。

子育て楽しみながら頑張ってみよう。