NHKすくすく子育て【どうする?子どもの友だちづくり】
うちの子ども・とりちゃんが自閉症と診断されてからしばらくは、うちの心はすさんでひねくれてた。
以前はだいたい毎回録画して見てたNHKの【すくすく子育て】という番組も、
「どうせこんなん見てもなんも参考にならんわ。自閉症の子はそんな上手くはいかんよ。」とか、
「テーマ【子どもの習い事どうする?】?…どうせうちには出来ん習い事ばっかりじゃん。」、
「見れば見るほど障害のない子と比べてむなしくなるだけじゃ。」
…ってやけになって録画するのを止めてた。
いや…、ぜんぜん参考になるのにね。
障害があったって無くたって、同じ子どもじゃん。
そりゃ出来んこと、難しいことは多めだけど、周りの子と同じように出来ることだってたくさんある!
今はそう気付いて前向きになった。
そして、最近、この番組で取り上げてたテーマが【どうする?子どもの友だちづくり】。
とりちゃんのお友達づくり、うんうん、ずっと心配してる。
とりちゃんも例にもれずコミュニケーション能力が低い、と思う。
親とか療育の先生とか、大人にはけっこう絡んでいくんだけど、同じくらいの歳の子にはほとんど絡まず、自分だけの世界に入って遊ぶ。
お友達から絡んできてもらったら最低限の対応(オモチャを貸すとかバイバイするとか)はあるけど…。
今はけっこうお友達がとりちゃんにかまってきてくれてるけど、いずれ「あれ、こいつ反応薄くてつまらんな。」ってことに気付いて、離れていってしまうのでは…。
とりちゃん本人はそれでも動じない気がするけど、親としては子どもにお友達がおらんのは見てて淋しい。
だから、今回のテーマはすごく気になって、久々に録画して見た。
子どもの発達によって変わってく人間関係については↓こんな感じらしい。
(※HPから一部引用)
●0歳
親や保育士などの大人と遊ぶ時期。
●1歳
友だちの存在を意識し始める。
しかし、あくまでも遊びの中心は「自分の興味があるもの」。
他の子と遊ぶことはほとんどない。
●2歳
同年代の子どもに関心を示し始める。
同じ場所で一緒に同じことをして遊ぶのが楽しい時期。
でも、他の子と上手にやりとりをすることはまだ難しく、トラブルになることも多い。
●3歳
他の子と楽しさを共感できるようになり「ごっこ遊び」が始まる。
でも、友だちの思いをくみ取ったり、自分の気持ちを調整しながら遊んだりすることはまだ難しい。
●4歳
おもちゃの貸し借り、遊びの順番待ちなど、社会的なルールへの理解が始まる。
自分とは違う人の視点で、ものごとを考えられるようになり、自分の考えもある程度、言葉で伝えられるようになる。
もっとさくっとまとめると、
●1~2歳の時期は、夢中になるモノがあるときには、とにかくまずはそのモノについてじっくり楽しむことに一生懸命。
●他の子と一緒に楽しく過ごすことができるのは3~4歳くらいから。
らしい。
現在2歳のとりちゃんだけど、上に書いた人間関係の目安でいくと、まだ1歳の段階かなー。
なんか、焦るほどではないんかなとは思うけど、コミュニケーション能力は今後育っていくのか、この段階のまま変わらないのか…。
でも、専門家の方が言うには、
子どもには、遊びに興味がある子、人に興味がある子、の2タイプがいる。
親は効率よく遊んで欲しくていろいろこっちから提案してしまいがちだけど、まずはその子が何に興味があるのかを見守り、その子のペースでさせてあげることが大事。
なかなか遊び始めようとしなくても、子どもは安心してこそ遊び始めれる、そのための時間は必要。
子どもの表情が和らいできたら、親が少し働きかけるくらいでいい。
…なるほど。
うちもまさにダメな働きかけしてた。
うちから「これやってみたら?」「あそこにあんなものあるよ!行ってみよう!」とか、今までめちゃくちゃ言ってたww
これからは、とりちゃんの自主性に少し任せて待ってみよう。
とりちゃんが何に興味があるのか、何をするのが好きなのか、見つけていこう。
そんで興味があるもの見つかったら、それを伸ばす手伝いをしよう。
自閉症の子は天才になりうる可能性秘めてるから、すごい才能が開花するかも!?
…↑すーぐ調子に乗る。
あと、専門家の方からの一言、
●友だちは「できる」もの、「つくる」ものではない。
●子どもが自分で友だちをつくりたいと思うまで見守る。
そーよね。納得。
お友達づくり、あんま深く考えるのやめよう。
きっかけづくりくらいは今後もしてくけど、あとは変に口出しするのはやめて、とりちゃんのペースを尊重してあげよう。
すくすく子育て、大変ためになりました。